ホワイトテープ『生地編』
こんにちは
始まりました、テーピングソムリエ!
今回は『ホワイトテープ生地編』です。
動画では生地の後ろからライトを当て、厚さや加工について紹介します。
全体を通して見てみると、前半の4銘柄と後半の4銘柄では明らかな加工の違いが2つあるのがわかります。
1.サイドの山切り加工
手切れが良くなり、糸ほつれが出難くなります。が、多少ゆるみも出ます。
各メーカーのホワイトテープに対する考え方の違い(何を最優先するか?)ともいえるのではないでしょうか。
2.ポーラス加工(穴あけ)
後半の4銘柄は、穴が無数に開いています。汗をかいた際の粘着力に影響があると思います。
また、スリーエムの生地は他と比べて明らかに薄くつくられております。光の透け感でおわかり頂けると思います。
『薄い=悪い』わけではありません。何を優先するかです。
ここからは個人的な使用感と見解を。前半の4銘柄の方が後半の銘柄に比べ、しなりが出て肌にフィットして動く分、一般の方でも綺麗に巻けて運動時の圧迫感は少ないと思います。
後半の4銘柄(※ニトリートは若干前半寄り)は生地がしっかりしていて、山切り加工もない分、しなりが出ないのでがっちり固定したい関節、動きを出したくない時などの使用に適していると思います。
私が柔道の現役時代は、指先に巻くホワイトテープ(爪や皮膚の保護)と関節固定時のホワイトテープは別銘柄を使っていました。手の指先、足の親指の裏の割れにはフィットしやすいミューラーを、足首や肘の固定にはがっちり固定する為ジョンソンを使っておりました。(当時は、今ほど種類はありませんでしたが。)
どのテープが良い!という事ではなく、目的や好み、肌との相性を考えてご自身に合ったホワイトテープを見つけてください。